温度管理環境でROIが向上
2Dシャトルは、温度管理が必要な施設や、より大規模な統合型倉庫ソリューションの一部として導入する場合に、投資対効果が大きく向上します。
注目のレポート · STIQ Ltd · 2026
STIQによる世界のパレット自動倉庫(ASRS)市場の調査レポートです。スタッカークレーン、親子シャトル、2Dパレットシャトル(4方向シャトル、4Dシャトルとも呼ばれます)、1Dシャトルを取り上げています。Rainbow Dynamicsも紹介されており、当社CEOのインタビューが掲載されています。

表紙:STIQ Ltd『Pallet Automation 2026』。表紙掲載のゴールドスポンサーはMovu Robotics、ZS Robotics、Spacemaker Systemsです。
レポートについて
STIQ Ltdは、物流・サプライチェーン市場を専門とする調査会社です。パレット自動化を扱う2026年版レポートでは、世界のパレットASRS市場(クレーン、親子シャトル、1Dシャトル)と、普及が進む2Dパレットシャトルに焦点を当てています。2026年第3四半期に実施したベンダー、システムインテグレーター、エンドユーザーへのインタビューに基づく調査です。
著者:Tom Andersson(STIQ Ltd創業者)、Adam Botterill(同社パートナー)
用語について: STIQでは「2Dパレットシャトル」と表記していますが、業界では「4方向シャトル」や「4Dシャトル」とも呼ばれています。シャトルがX軸・Z軸の二次元平面上を移動することから、本レポートでは「2D」という名称を用いています。Rainbow Dynamicsの製品名は「4D Shuttle AS/RS」です。サテライトシャトルは「1Dシャトル」に該当します。
掲載内容
業界動向のポイント
レポートの主な調査結果を、掲載ページとともにご紹介します。各調査結果の根拠となるインタビューの詳細は、レポート全文をご覧ください。
既存のパレットASRSは安定成長を維持。2Dシャトルは未開拓市場への進出とシェア獲得が進む
STIQは、2Dシャトルをまだ発展途上の技術としつつ、中長期的には市場で大きなシェアを獲得し、主導的な地位を占めると予測しています。
2026年の業界景況感の平均値(予測、5点満点。2025年実績は3.9)
p. 112Dシャトル案件の総費用に占める鉄骨・ラックの割合。レポートでは「しばしばこの水準に達する」と指摘
p. 2パレットASRSの主要技術の数。このほかにハイブリッド方式も存在
p. 62Dシャトルは、温度管理が必要な施設や、より大規模な統合型倉庫ソリューションの一部として導入する場合に、投資対効果が大きく向上します。
2Dシャトルは既存施設への導入で有力な選択肢となっています。ただし、天井高や建物の形状は引き続き考慮する必要があります。
2Dシャトルに対しては、エンドユーザーからクロスドッキングへの対応を求める声が比較的多く寄せられているとみられ、新たなトレンドになりつつあります。
2Dシャトルが注目される一方、長期的にはクレーンと2Dシャトルが相互補完的に利用される可能性が最も高いとされています。
2Dシャトルのハードウェアがコモディティ化する中、他社との差別化を図るうえで、ソフトウェアの重要性が高まっています。
STIQの景況感指標では、業界の短期的な見通しに対する楽観的な姿勢が示されています。一方、長期的な不確実性は今後も続くとみられます。
このページでは市場規模の数値を転載していません。STIQは市場規模データをレポートとは別に提供しています(p. 2、p. 10)。出典:STIQ Ltd、Pallet ASRS Automationレポート。
パレット自動化を支える技術
パレットASRSは、クレーンやシャトルを用いて保管・入出庫を行うシステムです。スタッカークレーンとサテライトシャトルを組み合わせたハイブリッド方式もあります(p. 6)。
成熟した信頼性の高い技術で、主に新設の高層倉庫に導入されています(p. 15)。
今後も市場に残るとみられており、特に2Dシャトル向けのラックや鉄骨の価格条件が改善した場合には、その可能性が高まるとされています(p. 2)。
比較的未開拓だった領域に進出し、既存のASRSとの競争が広がっています(p. 8)。
保管密度の向上を主な目的として、手作業と自動化を併用する現場で、自動化の第一段階として導入されることが多い方式です(p. 2)。
* レポートでは、市場の変化が速く、適切な設備高さは製品の限界ではなく、投資対効果(ROI)の比較によって決まることが多いとしています。仕様はSTIQの比較表(p. 6)を簡略化したものです。図は本ページ用に作成した概略図で、レポート掲載の図版ではありません。
レポートに掲載されたRainbow Dynamics
Rainbow Dynamicsは、STIQの『Pallet Automation 2026』で紹介されています。ベンダー一覧(p. 69)に加え、当社CEOのインタビュー(p. 72)も掲載されています。
米国では、大手EC企業が運営するクロスドッキング施設向けに、処理能力を重視した小規模なパイロット施設へ多数のシャトルを導入しました。STIQのレポートでも、2Dシャトルに対する要望として、クロスドッキングへの対応が比較的多く挙げられています(p. 21)。
2Dシャトルの導入では、ラックが費用の大きな割合を占めます。STIQによると、鉄骨・ラックの費用は総額の50~70%に達することもあります(p. 2)。当社はシャトル本体とソフトウェアに注力しており、お客様やシステムインテグレーターがラックを調達する構成にも対応します(p. 46)。

固定ラックと比べて保管密度を40%以上向上。全自動化によりフォークリフト作業を削減し、省人・省力化を実現します。拡張性に優れ、冷蔵・冷凍倉庫に適したシステムです。
4D Shuttle AS/RSを見る →Rainbow Dynamicsのシステムや導入事例に関する記述は、当社の説明に基づくものです。STIQのレポートは、特定のベンダーの製品を推奨するものではありません。

レポートをダウンロード
全72ページ。パレットASRS、スタッカークレーン、親子・2D・1Dシャトルに加え、主要構成要素、システムインテグレーターの見解、ベンダー一覧を収録。STIQ Ltdから無料で入手できます。
出典:STIQ Ltd『Pallet Automation 2026』。レポートのデータは、第三者の情報および独自の情報源に基づいています。STIQは、データを再利用する前に内容を検証することを推奨しています。投資に関する助言を目的としたものではありません。