スペースの概念を超えて…. キューブで考える

スペースの概念を超えて…. キューブで考える

世界有数の物流不動産企業であるGLPで勤務していた際、私たちはある本質的な問いに直面しました。
高品質な物流施設に、どのようにプレミアムな価値を創出し、その価値を証明するのか。

従来、産業用不動産は平方メートルを基準に評価されてきました。賃料単価、建設コスト、建物規模など、すべてが平方メートル単位で測定されていました。
しかし、平方メートルという指標だけでは、価値の一部しか捉えられないことに気付きました。
倉庫は単なる平面的な土地ではありません。三次元の資産です。
物流施設の真の価値は、その全体容積の中でどれだけの運用能力を創出できるかによって決まります。
この考え方が、私たちを新たな発想へと導きました。
これからの倉庫価値は、単に平方メートルで測られるものではありません。立方体(キューブ)として評価される時代になります。

何十年もの間、倉庫は床面積の最適化に重点を置いてきました。しかし、すべての倉庫には長さ・幅・高さという3つの次元があります。
最大の未活用領域は、多くの場合、倉庫の床面より上部に存在します。
ここでAS/RS(自動倉庫システム)が物流の経済性を大きく変革します。
従来型のセレクティブパレットラックと比較すると、AS/RSシステムは同じ建築面積内でパレット保管能力を約50%向上させることが可能です。新たな土地を追加することなく、より大きな保管能力を実現します。

自動化は、もはや単なる労働生産性向上のためのソリューションではありません。
それは、物流不動産の生産性を高めるソリューションへと進化しています。
未来の倉庫は、必ずしも最大規模である必要はありません。
1立方メートルあたりから最大の価値を生み出す倉庫こそが、未来を担います。

キューブ価値を最大化する。