Rainbow Dynamics、日本法人を設立

英国物流ロボティクス企業のRainbow Dynamicsの日本法人である㈱Rainbow Dynamics Japanは7月6日、帝国ホテルで設立記念パーティーを開催した。

日本法人の代表には、WMS「FRAMEWORX」創業者で、物流コンサルティング会社LogiDyneのCEOを務める田中純夫氏が就任。同氏によると、6月下旬に日本法人の登記を取得。今後、次世代自動倉庫システム(AS/RS)技術と物流コンサルティングの知見を融合、日本企業の物流DX推進を支援し、日本市場への本格展開を開始する。

物流業界は、Eコマース市場の拡大・サプライチェーンの複雑化・深刻な労働力不足・「物流2024年問題」等、かつてない変革期を迎え、物流センターには高い保管効率、迅速な出荷対応、安定した品質、持続可能な運営が同時に求められており、AS/RS(Automated Storage and Retrieval System:自動倉庫システム)への投資が世界的に加速している。同社の主要ソリューションは以下の通り。

①4D Pallet Shuttle(四方向シャトル)
前後・左右・上下方向に自由移動できる四方向シャトルにより、高密度保管と高スループットを同時に実現するパレット自動倉庫システム。設備増設やレイアウト変更への柔軟な対応が可能で、将来的な物流量変化にも適応できる。

【導入事例①】世界最大級のEC企業が運営する米国クロスドックセンターに導入。保管能力約50%向上・パレット処理能力約2倍・フォークリフト台数約70%削減・現場作業人員約40%削減を達成。
【導入事例②】中国・上海の大藤物流RDC(ユニ・チャーム製品)に導入。高密度保管と入出庫能力向上を両立し、センター全体の運営効率を改善。

②RackBot(Goods-to-Person型AS/RS)
多品種SKUを取り扱う物流センター向けに開発されたGoods-to-Person型AS/RS。ラック内部を走行するRackBotと地上搬送を担うGroundBotが連携し、作業者の歩行を不要にすることで生産性・品質・教育コストを同時に改善する。標準ラックを活用した設計により、高密度保管と柔軟なレイアウトを両立。

【導入事例】台湾・Nippon Expressグループが運営するBoschのオムニチャネル物流センターに採用。複数のグローバルGTPソリューションとの比較検討を経て選定され、歩行距離削減・SKU管理精度向上・作業標準化に貢献。

③独自WMS・WCS
ロボット群の制御から物流業務全体の最適化までを支援する独自のWMSおよびWCSを開発。ERPや上位システムとのオープンアーキテクチャ連携により、顧客ごとの運用要件に対応する。

●Rainbow Dynamics Japan 代表 田中純夫氏のコメント
設備導入そのものが目的ではありません。大切なのは、顧客が抱える経営課題・物流課題を正しく理解し、その解決策として最適な仕組みを設計すること。AS/RSはその実現手段の1つです。Rainbow Dynamicsの革新的な技術と、私がこれまで培ってきた物流DXのコンサルティング知見を融合させることで、日本の物流業界に新しい可能性を生み出せると確信しています。

●Rainbow Dynamicsについて
Rainbow Dynamicsは2023年に英国ランカシャーで設立。創業者兼CEOのAlfred Chen氏はMcKinseyの元パートナーであり、物流不動産大手GLPにてロボティクス事業を主導。取締役会会長のEddie Huang氏はMcKinseyシニアパートナー・SFグループ副社長・Prologis大中華圏社長を歴任する等、グローバル物流業界の知見を結集した経営陣を擁する。英国本社のほか、米国・中国に拠点を展開し、中国浙江省に製造拠点を持つ。

●会社概要
社名:Rainbow Dynamics Ltd.
本社:英国ランカシャー
設立:2023年
CEO:Alfred Chen(元McKinseyパートナー、元GLP ロボティクス事業責任者)
拠点:英国・米国・日本・中国(製造拠点:浙江省)
主要製品:4D Pallet Shuttle(四方向シャトル)、RackBot(Goods-to-Person AS/RS)
日本法人代表:田中純夫(LogiDyne CEO、WMS「FRAMEWORX」創業者)
Webサイト:https://www.rainbow-dynamics.ai